前 板
まずは種類がある事を知る
写真右上の黒い前板は主に喪服用の前板です。喪服を
セットで購入した時についてきました。続いてすぐ下は
普通の前板でゴムのベルトが付いていない物。左隣の
カーブがかかったのと一番下の物はベルトが付いて
いるタイプです。そして左上の板は小ぶりですが、
これは後ろ板です。後ろ板以外はどれも帯を巻く時に
使い、見た目に帯のしわが寄らないよう真直ぐさせる
下敷きのような役目をします。主に薄いピンクや柄入り
が多いですが、喪服の時は道具も黒くなくてはいけ
ないの?という問いには、どっちでも良いというのが
答えで、喪服を買ったらついてきたくらいの事で
よいです。後ろ板は振袖等の帯結びで、変り結びの
関係上、胴に巻いた帯の下線あたりが後ろから丸見えになる結びの時に、前同様後ろにも帯の内側に
挟み込みます。着付教室第一回目等に間違えて前じゃなく後ろ板を持ってくる人も時々あるのでちゃんと
身幅分ある前板の方を探し持っていきましょう。
ベルト付きとベルトが付いていない前板
どう違うの?と聞かれますとまず見た目の事はさる事ながら、他に説明するならば、それは
着物を着て帯を結ぶ時に前板を装着する順番が違います。ついていないものは、帯を身体に巻いて
いきながら一緒に胴に挟み込み、ゴムベルトが付いている物は帯を身体に巻く前に装着しておく
物です。

どちらが良いかと言いますと、好みの問題です^^
私の好みを言いますと、私はそそっかしいのでベルトが付いていて始めから装着する物が好みです。
今はそうでもありませんが、習い始めた頃は手順がなかなか頭に入らなく、特に帯を身体に巻く時に
帯に集中し過ぎて前板をするのを忘れたまま結んでしまう事が多々あったので; 帯に入る前に
先に装着しておくというベルト付き前板は普通の前板よりもお気に入りです。
と いいましても訓練次第ですよ!

柔らかい前板としっかり堅めの前板
写真を例に取って説明します。
ベルトをかけるとカーブがかかる前板(左側上から二番目)と、一番下の前板は(わざと前側にベルト
をかけています)カーブになりません。この違いは柔らかいのと堅い物と別れるという訳です。
堅めの前板は帯にしわがよりにくくしっかりしたシルエットを作ります。柔らかい物は挟んでも
帯元々の堅さ柔らかさとあまり変らないので気を付けないと帯におしわが寄りやすいです。
これらを聞くと、じゃ〜堅い方がよいのね〜分ったわ!!と思うでしょう。

これも好みです^^ゞ

しいていうなら、これから購入するという人は少しでも綺麗に着れるように目指す訳なので、
堅くて長めの前板がより脇の部分迄綺麗に帯のシルエットを作ります。ベルト付きなら
尚 私の好みで写真一番したの前板は櫻茶ろんにて取り扱い私も使っています。

柔らかい前板も持っていますよ。
全然嫌いという訳ではないのです。教室以外で和服にて一日過すような時は柔らかい前板の方が
楽なのです。だからビギナーを卒業したら二つ持って使い分けるといいかもですね〜

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